創文社オンデマンド叢書

日本市場の競争構造

市場と取引

丸山 雅祥 (著者)
¥ 7,260 (本体: ¥ 6,600 + 消費税: ¥ 660)
数量 在庫 在庫あり

商品説明

本商品は「旧ISBN:9784423850688」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1992/07/10

日本の流通構造、取引様式、商慣行、マーケティング競争の特質といったことがらについて、著者がこれまで手がけてきた理論的・実証的研究の成果をまとめた。取引という経済活動をベースに、日本市場の競争構造を理論的に解明する。日経賞受賞。

【目次より】
はしがき
序章 日本市場の競争構造 解題
1 問題関心 2 市場と取引:分析的構図 3 本書の構成
第l部 流通構造
第1章 日本の小売構造:比較と分析
1 日本の小売業の規模構造 2 小売店舗の密度 3 小売業の集中度 4 小売業の組織化の範囲と程度 5 小売業の生産性 6 日本の小売構造の特徴:要約 7 小売構造のモデル分析 付録表
第2章 日本の卸売構造:比較と分析
1 日本の卸売業の規模構造 2 卸売の店舗密度 3 流通の多段階性 4 卸売業の組織化の範囲と程度 5 卸売業の生産性 6 卸売の機能 7 日本の卸売構造の特徴:要約 8 垂直的市場構造の理論分析 付録表
第3章 流通の効率性:比較と分析
1 流通活動への分析視角 2 生産性の国際比較 3 ユニット・レーバー・コストの比較 4 流通マージン率の国際比較 5 在庫率の国際比較 6 資金回転率の国際比較 7 日本の流通の効率性:要約 付録表
第4章 流通構造と規制緩和
1 生産性の規模間格差 2 生産性の業態間格差 3 規制緩和の観点から
第5章 日本の商慣行:基本特性の再検討
1 問題の所在 2 取引様式の分析枠組 3 継続的な取引関係と協調 4 不確実性への対応と不完備契約
第6章 商慣行の機能と問題点
1 問題の所在 2 流通系列化 3 建値制 4 リベート制 5 返品制 6 商慣行の問題点
第Ill部 流通チャネルの競争分析
第7章 流通チャネルの調整問題
1 問題の所在 2 流通チャネルの内部調整 3 流通チャネルとコミュニケーション 4 流通チャネルにおけるリスク分担 5 分析結果の要約とインプリケーション
第8章 流通チャネルとブランド間競争
1 問題の所在 2 流通チャネルの類型化 3 流通チャネルのモデル 4 管理システムと企業システム 5 伝統的チャネルと管理システム 6 分析結果の要約とインプリケーション
第9章 流通チャネルと販売促進
1 問題の所在 2 消費者のブランド選好 3 流通チャネルの選択:価格=数量選択モデル 4 流通チャネルの選択と販売促進 5 分析結果の要約とインプリケーション
終章 分析結果の要約と展望
1 本書の特徴と主要な論点 2 本書の内容の限界 3 将来の取り組むべき課題
参考文献


著者
丸山 雅祥(マルヤマ マサヨシ)
1951年生まれ。 経済学者。神戸大学名誉教授。一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位修得退学。神戸大学商学博士。
著書に、『流通の経済分析』(日本商業学会奨励賞受賞)『日本市場の競争構造 』(日経・経済図書文化賞及び日本商業学会優秀賞受賞)『現代のミクロ経済学』(共著)『経営の経済学 Business Economics(第3版)』『市場の世界』『現代のミクロ経済学 情報とゲームの応用ミクロ』(共著)などがある。

カテゴリ