創文社オンデマンド叢書

西欧中世の自然経済と貨幣経済(歴史学叢書)

M・ブロック (著者), 森本芳樹 (翻訳)

シリーズ:歴史学叢書

¥ 2,860 (本体: ¥ 2,600 + 消費税: ¥ 260)
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商品説明

本商品は「旧ISBN:9784423493427」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1982/11/10
叢書・シリーズ名:歴史学叢書

深刻な貨幣危機を内包する両大戦間の経済不況の中で歴史家ブロックの鋭い感覚は、13世紀の金造幣による貨幣制度の大変革を中心に、古代の終焉から15世紀までの西欧中世の貨幣の歴史を社会史の視点から捉え直し中世の経済生活を鮮やかに甦らせる。

アナール学派を代表する著者による「自然経済か、貨幣経済か。二者択一的図式の陥穿」「中世における金の問題」の2論文を収録。詳細な解説が付せられ、格好の中世史への入門となっている。

【目次より】
凡例
西欧中世貨幣制度概観
自然経済か、貨幣経済か。二者択一的図式の陥穿
原注
引用史料
中世における金の問題
原注
文献案内・追加
解説
訳者あとがき
地図


著者
M・ブロック
1886-1944年。フランスの歴史家。リュシアン・フェーヴルとともに『社会経済史年報』誌を創刊し、アナール派を代表する人物。代表作に『封建社会』『歴史のための弁明』など。

訳者
森本芳樹(モリモト ヨシキ)
1934~2012年。西洋史学者。九州大学名誉教授。専門は、西洋中世の経済史。
東京大学経済学部卒業、同大学院博士課程修了。経済学博士。
著書に、『西欧中世経済形成過程の諸問題』『中世農民の世界。甦るプリュム修道院所領明細帳』『比較史の道 ヨーロッパ中世から広い世界へ』『西欧中世形成期の農村と都市』『西欧中世初期農村史の革新。最近のヨーロッパ学界から』などがある。

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