創文社オンデマンド叢書

十七世紀の思想的風土

ウィレー・B. (著者), 深瀬 基寛 (翻訳)
¥ 6,600 (本体: ¥ 6,000 + 消費税: ¥ 600)
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商品説明

本商品は「旧ISBN:9784423492031」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1958年
叢書・シリーズ名:名著翻訳叢書

多彩で独創的な偉業が奇蹟のように噴出した天才の世紀17世紀の思想的風土を文学や哲学を中心に浮彫りにした名著。

【目次より】
まえがき
目次
第一章 スコラ学の廃棄
一 十七世紀における「真理」と「説明」
二 二三の抗議
三 聖トマス・アクィナスとガリレオ
第二章 ベイコンと自然復興
一 二重の真理
二 「禁断」の知識
第三章 サー・トマス・ブラウン
一 『形而上派』
二 ベイコン学派
第四章 聖書の解釈について
一 ブラウン
二 寓意主義者
三 ブラウン(結び)
第五章 真理の哲学的探究
一 デカルトの「方法」と『省察』
二 詩とデカルト精神
第六章 真理の哲学的探究(承前) トマス・ホッブズ
一 「物体」
二 「霊魂」論
三 意志
第七章 合理主義神学
チャーベリのハーバート卿
第八章 合理主義神学(承前) ケムブリッジ・プラトン主義者たち
一 主のともし火
二 ジョン・スミスの「説教集」
三 プラトン主義者の形而上学
(一) レイフ・カドワース
(二) ヘンリー・モア
第九章 ジョウゼフ・グランヴィル
一 『独断の空しさ』
二 『サドカイ主義打倒論』
第十章 科学的時代における英雄詩
一 思想の風土
(一) トマス・スプラットの『英国学士院の歴史』
(二) ホッブズとドライデンの想像力および判断力についての説
二 ミルトン
(一) 英雄詩
(二) ミルトンの主題選択
(三) ミルトンと「人間の堕罪」
(四) 『失楽園』における知恵の木
第十一章 ジョン・ロック
一 総論
二 ロックの認識論
A われわれ自身の存在
B 神の存在
(i) 論拠
(ii) 啓示と理佳 
C 他のものの存在
ロックと詩
第十二章 追記 ワーズワースとロックの伝統について
訳者あとがき


著者
B・ウィレー
1897~1978年。英文学者。ケンブリッジ大学卒業。ケンブリッジ大学教授。

訳者
深瀬 基寛(フカセ モトヒロ)
1895~1966年。英文学者、京都大学名誉教授。東京帝国大学卒業、京都帝国大学大学院入学。専門は、マシュー・アーノルド、T・S・エリオットなど。
著書に、『ティ・エス・エリオット』『現代英文学の課題』『エリオットの芸術論 方法から体系へ』『人はみな草のごとく 評論集』『現代の英文学』『エリオットの詩学』『エリオット 鑑賞世界名詩選』『批評の建設のために』『日本の沙漠のなかに』『童心集』中外書房 1958
『現代の詩心』『乳のみ人形 随筆集』『深瀬基寛集(全2巻)』など、
訳書に、クリストフア・ドウソン『政治の彼方に』クリストフアー・ドウソン『宗教と近代国家』ウォルター・バジョット『国の国家構造』ジョン・ミドルトン・マリ『来るべき自由社会 第1部』T・S・エリオット『文化とはなにか』ウォーコップ『ものの考え方 合理性への逸脱』アーノルド・J・トインビー『試煉に立つ文明』ウェイドレー『芸術の運命』ジョン・ミドルトン・マリ『自由社会 第1・2部セシル・デイ=ルイス『詩をよむ若き人々のために』セシル・ルイス『現代詩論』B.ウィレー『十七世紀の思想的風土』などがある。

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