創文社オンデマンド叢書

ベルクソンの霊魂論

清水誠 (著者)
¥ 7,150 (本体: ¥ 6,500 + 消費税: ¥ 650)
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商品説明

本商品は「旧ISBN:9784423171134」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1999年

ベルクソン「物質と記憶」を、生命倫理の視点からカントの義務論的倫理学に代わる愛の倫理学への道として解明した本格的業績。

カントの先験的時間論を批判して現象学から脱出し、新たな存在論の領野を開いたアンリ・ベルクソン。ベルクソンが関説している西洋哲学史の回顧的展望と彼の著作「物質と記憶」についての研究。

【目次より】
序章 エレア派のゼノンとベルクソン ゼノンのパラドックスと形而上学の誕生
第一章 プラトンとベルクソン 永遠真理と時間
第二章 アリストテレスとベルクソン ベルクソン著『アリストテレスの場所論』注釈
第三章 プロティノスとベルクソン ローズ‐マリ・モッセ‐バスティド著『ベルクソンとプロタン』管見
第四章 プロティノスとデカルト グィレルモ・ジビューフ著『神の自由と被造物の自由』とデカルトの永遠真理創造説
第五章 デカルトとベルクソン ジャン‐マリ・ベサード著『デカルトの第一哲学』管見
第六章 カントとベルクソン ベルクソン著『思惟と動き』注釈
第七章 ベルクソンのイマージュ論 ベルクソン著『物質と記憶』第一章・第四章注釈 観念論対実在論
終章 ベルクソンの霊魂論 ベルクソン著『物質と記憶』第二章・第三章注釈 唯物論対唯心論
結論
あとがき


著者
清水 誠(シミズ マコト)
1933 - 2009年。フランス哲学研究者。武蔵大学名誉教授。東京大学教養学部教養学科卒業。
著書に、『近代<知>とメルロ=ポンティ』『ベルクソンの霊魂論』『モンテーニュの哲学研究』など、
訳書に、ミンコフスキー『生きられる時間 現象学的・精神病理学的研究』(共訳)ポール・リクール『解釈の革新』(共編訳)ユージェン・ジュゲ『自由主義を超えて』(共訳)ユージェン・ジュゲ『自由世界の解放の神学序説』(共訳)などがある。

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