創文社オンデマンド叢書

【並製】神学大全 41(第3部 60-65問題)

シリーズ:神学大全

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商品説明

本商品は「旧ISBN:9784423393413」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:2002/12/01
叢書・シリーズ名:神学大全 41

13世紀、聖書解釈や神学者の注解を体系的に集大成した全45巻からなる中世キリスト教神学の金字塔。第III部第60問題~第65問題を収録。

本書はキリスト教に関わる事柄を初学者のために「学習の順序」に従い論述された、西洋中世思想を代表する必読文献。本冊は第三部の後半から始まる秘跡論の冒頭、第60~65問題を収める。洗礼や聖餐など秘跡とされる祭儀は、キリスト教の儀式・慣行として広く知られるが、今日では聖書に基づく「本来の」キリスト教とは異質なもの、後世の付加物にすぎないとの誤解にさらされている。本冊ではトマスの秘跡神学において秘跡と信仰とは決して分離・対立するものではなく、むしろ秘跡は根源的に信仰の徴し、即ち信仰を証示すると共に支えるものとして理解されていることが示される。

【目次より】
まえがき
第六十問題 秘跡とは何か
第六十一問題 秘跡の必要性
第六十三問題 秘跡の他の結果、すなわち霊印について
第六十四問題 秘跡の原因について
第六十五問題 秘跡の数について
訳者注
解説 トマス・アクィナアスの秘跡神学


著者
トマス・アクィナス
1225頃~1274。スコラ学の代表的神学者。ドミニコ会士。アルベルトゥス・マグヌスに師事し、パリのドミニコ会神学校の学長を歴任した間に『神学大全』を完成した。

訳者
稲垣 良典(イナガキ リョウスケ)
1928ー2022年。東京大学文学部卒業。アメリカ・カトリック大学大学院哲学研究科にてPh.D.を取得。文学博士(東京大学)。九州大学名誉教授。専門は中世スコラ哲学。『神学大全』翻訳で第67回毎日出版文化賞、『トマス・アクィナスの神学』および『トマス・アクィナス 「存在」の形而上学』で第27回和辻哲郎文化賞をそれぞれ受賞。

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