創文社オンデマンド叢書
螢草抄
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商品説明
本商品は「旧ISBN:9784423920442」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1975年
そこには万葉の昔から、今も変わらぬ人と自然のふれ合いがある。本書は『山村の四季』『八重葎帖』についで著者の書き下ろした信濃・越後・奈良の山村の草木随筆集。山国の四季おりおりの植物と人のこころのふれ合いが、土地の美しい日本語で描き出される。
【目次より】
〇雪消沢恵具つむ乙女
そろい
たけびらき
やまなし
さずいゆり
たものき
ほうらくいちご
にわとこ
かやね
どうっつね
ちちんの話
〇高円の野辺の貌花
ちゃんからちゃがま
でえっばら
とりあし
とうへんじ
みょうみょう
つぼっつら
にれ
どんぼうのくみかみ
かあげ
つばきなぎ
かんがらかつぎ
ようご
ちょっきらの話
〇葛の葉のあゆける我を
さんまたびい
ゆさご
すいじんさんのて
まめふじ
もうぎ
くまいっつる
ひなっつび
うずまきぶどう
さなづる
よつずみ
さるで
山鳥の話
〇笹が葉のさやぐ霜夜に
からすのかんなべ
しょうとどころ
あかんぼ
霜の笹
さるぼこ
あかがら
がにまめ
どうの話
あとがき
地名一覧
■
著者
宇都宮 貞子(ウツノミヤ サダコ)
1908~1992年。民俗学者、草花研究家、随筆家。旧制県立長野高等女学校卒。東京女子大学中退。
著書に、『草木覚書』『草木ノート』『山村の四季』『草木おぼえ書』『八重葎帖』『螢草抄』『草木の話 秋・冬』『草木の話 春・夏』『たんたん滝水 村の自然と生活』『雪の夜咄』『山にあそび野にあそぶ』『野山の十二カ月 (野外への扉)』『草木抄 四季』(熊田達夫写真)『植物と民俗』『冬の草木』『夏の草木』『秋の草木』『春の草木』『科の木帖』『私の草木誌』などがある。