創文社オンデマンド叢書
アベラール
言語と思惟
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商品説明
本商品は「旧ISBN:9784423170526」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1985年
現代ヨーロッパ思想を決定した彼の言語と思惟を、厳密なテキスト批判を踏まえて分析した、本邦初の「アベラール学入門」。
中世フランスの論理学者にして神学者であるアベラールは、「唯名論」学派の創始者でもある。後にトマス・アクィナスらに弟子のエロイーズとのロマンスでよく知られている。現代ヨーロッパ思想を決定した彼の言語と思惟を、厳密なテキスト批判を踏まえて分析する。
【目次より】
緒論
第一章 生涯と著作
第一節 弁証論の騎士
第二節 著作の命運
第二章 言語論理的思惟
第一節 文法学と思惟
第二節 弁証論と思惟
第三節 波紋
第三章 意味論的思惟
第一節 普遍名辞
第二節 動詞の機能
第三節 命題の表意作用
第四章 文法教育と倫理学
第一節 文法教育と倫理
第二節 自然倫理と内面化
参考文献および略語表
跋
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著者
柏木 英彦(カシワギ ヒデヒコ)
1934年生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(文学博士)。専門は中世西洋哲学。金沢大学名誉教授。
著書に、『中世の春 十二世紀ルネサンス』『アベラール 言語と思惟』『古典残照 オウィディウスと中世ラテン詩』『ラテン中世の精神風景』など。
訳書に、F.C.コプルストン『中世哲学史』(共訳)アンリ・コルバン『イスラーム哲学史』(共訳)S.H.ナスル『イスラームの哲学者たち』(共訳)W.モンゴメリー・ワット『イスラーム・スペイン史』(共訳)『シャトレ哲学史 2 中世の哲学』(共訳)ジャック・ル・ゴフ『中世の知識人 アベラールからエラスムスへ』(共訳)など。