創文社オンデマンド叢書

国民性の研究

日本思想史研究 5

村岡 典嗣 (著者)

シリーズ:村岡典嗣著作集

¥ 7,590 (本体: ¥ 6,900 + 消費税: ¥ 690)
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商品説明

本商品は「旧ISBN:9784423150061」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1962年
叢書・シリーズ名:村岡典嗣著作集 5

日本思想史の第一人者による「国民性」の研究書。その歴史的な背景を古代から近代まで徹底的に探る。大化の改新から敗戦まで、日本思想を通して読み解く。


【目次】

凡例
日本国民性の精神史的研究
序言 問題の意義と目的及び本研究の任務
第一章 歴史的準備
第二章 我国家的特質の二方面とその関係
第三章 日本文化の二特性の基礎としての国民精神
結論
国体思想の淵源とその発展
開講の辞
序論 日本思想史の概念、学問的指向及び研究法
第一節 日本思想史の語義及び概念
第二節 学問的指向
第三節 研究法
本論
序 国体の語義、概念及び日本国体の特殊性
第一章 国体思想の淵源
第一節 太古思想とその特質
第二節 国号及びその他について
第三節 神代伝説と皇国主義
第二章 国体思想の発展

第一節 大化革新の政治的理論と国体思想
第二節 萬葉精神と国体思想の発展
第三節 建武中興と神皇正統記
近世に於ける国体思想の発展
序論 二三の準備的考察
第一節 近世の意義、特質
第二節 吉利支丹宗の渡来と盛衰
第三節 吉利支丹の教化的特質
第四節 吉利支丹の思想的交渉
本論
序説
第一章 近世前期
第一節 儒学諸派
第二節 垂加神道
第三節 大日本史学派
第四節 二三独立思想家
第二章 近世後期
第一節 国学とその文化史的意義
第二節 国学の国体思想
日本精神を論ず──敗戦の原因
後記


著者
村岡 典嗣(ムラオカ ツネツグ)
1884~1946年。歴史学者。広島高等師範学校教授、東北帝国大学法文学部教授を歴任。
早稲田大学哲学科卒業。独逸新教神学校卒業。専門は、幅広いが、特に日本思想史。
主著として『日本思想史研究』がある。
著書に、『本居宣長(1 2)』(前田勉校訂)『東洋哲学史 日本第1部』『日本神道の特質』『日本文化史概説』『素行・宣長』『続 日本思想史研究』『日本思想史研究 全5巻』など、
編書に、『新編 日本思想史研究 村岡典嗣論文選』『吉利支丹文学抄』『本居宣長全集 1~3 25、26』など、
訳書に、ヴィルヘルム・ヴィンデルバント『ヴインデルバント近世哲学史(第壱)』(共訳)ルイ・オウギュスト・サバティエ『宗教哲学概論』(共訳)ヴィルヘルム・ヴィンデルバント『近世哲学史(上巻)』(共訳)などがある。

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