創文社オンデマンド叢書

戦前・「家」の思想

鹿野 政直 (著者)

シリーズ:叢書・身体の思想

¥ 3,960 (本体: ¥ 3,600 + 消費税: ¥ 360)
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商品説明

本商品は「旧ISBN:9784423193082」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1983年
叢書・シリーズ名:叢書・身体の思想 9

都市中間層が成立する1910年代。家と正面から向かいあって形成された思想を中心にすえて家を超えるはばたきを鮮かに写し出す。

敗戦をへて日本の家・家族は大きく変貌した。戦前の「家」は解体したのか。その理念はどうなったのか。交錯する国と家の役割とは?

【目次】
はしがき
序説 家庭見直し論のなかで
1 状況の持続と変貌
2 四つの家庭見直し論
一 解体される実体と強化される理念
1 撹拌される「家」と村
2 国に吸引されてゆく「家」
3 すすむ擬制化
4 扮装をはぎとるもの
二 再編される実体と理念
1 「中流」幻想の析出と動揺
2 「家」の無化への想念
3 「美俗」の修復
4 「母」の聖化


著者
鹿野 政直(カノ マサナオ)
1931年生まれ。歴史学者。早稲田大学名誉教授。早稲田大学文学部卒。同大学院修了。専門は、日本近代史、思想史。
著書に、『日本近代思想の形成』『明治の思想』『明治維新につくした人々』『資本主義形成期の秩序意識』『日本近代化の思想』『大正デモクラシーの底流-土俗的精神への回帰』『日本の歴史27 大正デモクラシー』『近代精神の道程 ナショナリズムをめぐって』『福沢諭吉』『戦前・「家」の思想』『近代日本の民間学』『戦後沖縄の思想像』『「鳥島」は入っているか』『婦人・女性・おんな 女性史の問い』『歴史の中の個性たち』『沖縄の淵 伊波普猷とその時代』『化生する歴史学 』『歴史を学ぶこと』『日本の現代 日本の歴史9』『健康観にみる近代』『兵士であること 動員と従軍の精神史』『日本の近代思想』『現代日本女性史 フェミニズムを軸として』『近代国家を構想した思想家たち』『近代社会と格闘した思想家たち』『鹿野政直 思想史論集(全7巻)』『沖縄の戦後思想を考える』などがある。

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