創文社オンデマンド叢書

中世イングランド行政史概説

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商品説明

本商品は「旧ISBN:9784423740613」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1985年

12世紀後半から14世紀末までを中心とする、イングランド中央行政に関する簡潔で質の高い、わが国初の概説書。

【目次より】
凡例

略語表
第一章 起源 ノルマン人の征服前の国王の宮廷
第一節
執行権能は国王自身に存在 など
第二節
財政機構の萌芽 など
第三節
秘書機構の萌芽 国王の司祭 など
第二章 アングロ・ノルマン期の行政機構の発展
第一節
ノルマン人の征服が中央行政機構に及ぼした影響 など
第二節
ノルマン朝国王の宮廷 など
第三節
大法官の出現 など
第四節
寝所部 など
第三章 アンジュー朝期における行政的クーリア・レーギスの統合 最高法官の時代、一一五四~一二三二年
第一節
この時期の根底にある統一性 など
第二節
アンジュー朝の最高法官職の起源 など
第三節
ヘンリー二世の行政制度 など
第四節
ヘンリーニ世の改革の効果 など
第五節
ヘンリー三世初期における行政制度の連続性 など
第四章 行政制度における連続と変化──政治的反聾の始まり、―二三二─一三〇七年
第一節
アンジュー朝行政制度の復活 など
第二節
―二三二─三四年のいわゆる「ポワトゥ人体制」 など
第三節
ヘンリー三世の行政制度、一二三四─五八年 など
第四節
ヘンリー三世に対する貴族の反対がもくろんだ中央行政制度の改革 など
第五節
エドワード一世の行政制 など
第五章 エドワード二世治世時代における政治的反響と行政改革
第一節
エドワード二世の治世時代 など
第二節
エドワード二世に対する貴族の反対 など
第三節
一三二二年以後の行政改革 など
第六章 部局の発展と行政評議会の生成、一三二七─一三九九年
第一節
行政機構の連続 など
第二節
行政評議会の生成と政治的反響 方法 など
終章 中世の行政からテューダー朝の行政への移行
一五世紀の行政史を調べることの困難  など
付録 中世イングランド行政史研究に対する最近の寄与
訳者あとがき


著者
S.B・クライムズ
1907~1984年。歴史家、伝記作家。グラスゴー大学、ウェールズ大学、カーディフ大学で教鞭をとる。
著書に、『ヘンリー七世』などがある。

訳者
小山 貞夫(コヤマ サダオ)
1936年生まれ。法学者。東北大学名誉教授。専門は、西洋法制史。
東北大学法学部卒業。法学博士。
著書に、『イングランド法の形成と近代的変容』『絶対王政期イングランド法制史抄説』『増補版 中世イギリスの地方行政』『英米法律語辞典 Koyama's Dictionary of Anglo-American Legal Terminology』など、
訳書に、フレデリック・メイトランド『イギリスの初期議会』ジョン・ハミルトン・ベイカー『イングランド法制史概説』フレデリック・メイトランド 他『イングランド法とルネサンス』フレデリック・メイトランド『イングランド憲法史』スタンリー・バートラム・クライムズ『中世イングランド行政史概説』ラウル・ジャール・ヴァン・カネヘム『裁判官・立法者・大学教授』などがある。

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