創文社オンデマンド叢書

法的判断とは何か

民法の基礎理論

原島 重義 (著者)
¥ 7,480 (本体: ¥ 6,800 + 消費税: ¥ 680)
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商品説明

本商品は「旧ISBN:9784423731017」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:2002/04/01

サヴィニーは法的判断をどう考えたか。カントの「判断力批判」を起点に、サヴィニーの「現代ローマ法体系」、ヘーゲルの「大論理学」を考察。サヴィニーの法的判断論を理解するために、カントを介してヘーゲルを参照する試み。
「講義で人をひきつけていくのは、話の流れであり、その勢いであろう。そうであれば、主題に関連することなら何であれ、それが「法律学」という教科の領域を超えるものであっても、こだわりなく、自由にそこへ踏み込んで行かねばならない。もしも、はじめから論文を書こうとしたのであれば、わたくしがこれほどのびのびと、率直に振る舞えたか、分からない」(著者はしがきより)。法的判断を支える方法論の原点をカントの『判断力批判』に求め、ヘーゲル『大論理学』「概念論」を介してサヴィーニの法理論を見事に浮かび上がらせた語り口調の名講義。


【目次より】
はしがき
凡例
序章 歴史の解放
第二章 法的判断の日常的体験から
第三章 わが国の法状態 最高裁判例を素材に
第四章 戦後の法学方法論
第五章 「法における擬制」と「反省的判断力」
第六章 美学的判断力から目的論的判断力へ
第七章 感性・悟性・判断力から「知性的直観」
第八章 理論と実務をつなぐ実践的作業
第九章 実用法「学」における「認識」と「判断」
第十章 サヴィニーの法的判断論
終章 視座の据え直し
引用文献


著者
原島 重義(ハラシマ シゲヨシ)
1925年生まれ。法学者。九州大学名誉教授。九州大学法学部卒業。専門は、民事法学。 著書に、『法的判断とは何か 民法の基礎理論』』『民法学における思想の問題』『市民法の理論』などがある。

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