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中国古代の祭祀と文学

シリーズ:中国学芸叢書

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商品説明

古代という混沌の時代、あらゆる芸術の原形は人と神とが交信する祭祀の中から生まれた。本書は20世紀初頭に興隆した近代学術、中でも聞一多の古代学を糸口に、『詩経』と『楚辞』をその原点に帰り、古代の祭祀歌・歌舞劇として読みとく。呪術的言辞として発せられた詩歌は古代人のどのような祈りを秘めているのか。未だ作為性や創作意識すらなかった詩は、その後いかに抒情性を獲得していくのか。詩の発生と展開を祭祀との関係から明らかにし、生への欲求と情熱に彩られた古代文学本来の魅力に迫る、格好の入門書。

ISBN:9784423194157
初刷出版年月:2006年10月
叢書/シリーズ名:中国学芸叢書 13

大学の教養課程の学生に向け、中国の古代文学「詩経」と「楚辞」を概説したテキスト。古代が呪術と祭祀の時代であったこと、古代文学はその祭祀の中から生まれたということを具体的に考証する。

【目次】
序章 原始の混沌──古代への視点
一 太古の森
二 古代という視点
三 経学とは
四 文学における古代の意味
第一章 神々の時代
I 古代人の自然崇拝とその終焉
一 怪力乱神
二 共存する諸族の神々──商(殷)王朝時代
三 聖山としての首陽山
四 一本足の怪獣〓〓」
五 神意から人為へ──周王朝時代
六 古代の終焉
II 古代神話の世界
一 神話の断片
二 神話の体系化
三 開国始祖神話
四 天地開闢神話
五 自然の神々
六 龍の伝説
七 崑裔神話
III 「詩」の意味するもの
一 歌謡の発生
二 「詩」の意味するもの
三 古代的""詩""の変容
第二章 うたのはじめ──『詩経』
I 『詩経』の成立と解釈史
一 『詩経』の成立
二 漢代の三家詩と毛詩
三 古注
四 新注──朱熹の『詩集伝』
五 清朝考証学
六 『詩経』の原義的研究
七 古代歌謡としての『詩経』
II 祝祭歌としての『詩経』
一 詩の六義──『毛詩』大序による
二 「風」「雅」「頌」とは
三 興について
III 『詩経』諸篇の解釈
一 周南・召南──二南
二 降臨する祖霊
三 関関たる雎鳩──諸篇の綴合
四 草摘みの祈願
五 投果の習俗
六 変風の諸篇
七 葬送と鎮魂の歌
八 羽を掲げる万舞の舞い
九 水神の降臨
一〇 鄭衛の風
一一 うたのはじめ
第三章 霊魂再生の祈り──『楚辞』
I 『楚辞』の成立とその背景
一 二つの『楚辞』
二 王逸と『楚辞』
三 『楚辞』と屈原
四 屈原伝説からの脱却
五 『楚辞』の全体像
II 『楚辞』諸篤の解釈
一 神霊との饗宴──九歌「東皇太一」「礼魂」
二 思慕と落胆──九歌「湘夫人」
三 苦悩する魂の遍歴──「離騒」篇
四 天界への遊行
五 時間の推移と老いの嘆き
六 さらなる飛翔
七 霊魂再生の祈り
終章 呪術の終焉と抒情詩の誕生
一 詩と抒情
二 原始の混沌──古代文学の難しさと魅力
三 呪術の終焉と抒情詩の誕生
参考文献
あとがき

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